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你好(ニーハオ)に丁寧な表現がある!?中国語の基礎の基礎

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ここ数年、中国人観光客を街中で見かけることが良くありますよね。

最近では全く有名でない土地にも観光バスが止まり、沢山の中国人ツアー客が降りてくるのをみかけることがあります。

また、有名な観光地ではここは本当に日本なのか!?と疑いたくなるくらい、多くの中国人が訪れています。

そして、彼らが話すのは中国語。

今回は、そんな中国語の特に你好(ニーハオ)という言葉について紹介します。

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中国語について

中国語といっても地域によって様々な方言があり、一般的に使われている標準語は北京語です。

上海や香港で使われるものは広東語、台湾や中国本土の南側で使われているものは台湾語と、その種類は多岐にわたります。どれもテンポ良かったり、イントネーションが面白かったり、独特で面白いです。

しかし、その言語ごとに発音が全く違うので注意も必要です。

中国語には声調というイントネーションがあります。

北京語には第1声、第2声、第3声、第4声があり、これによって中国語独特の歌を歌っているような話し方に繋がるのです。

またその声調が他の言語を母国語とする人にとっては難しく、話す際のハードルにもなります。

しかし、中国語は全て漢字で表記され、そのほとんどの漢字は日本語で使われているときと同じような意味で、中国語でも使われています。

なのであまり中国語を知らない日本人でも漢字を見ればなんとなく意味が分かるときもあります。

一度は聞いたことがある、你好の活用法

どんなに中国語を知らない人でも、你好 という言葉は聞いたことがありますよね?

発音をカタカナで書くと「ニーハオ」で、日本語では「こんにちは」という意味です。

挨拶するときは勿論、お客さんが店員さん等に声をかけるときにも「你好」と声を掛けます。

你は日本語で「あなた」、二人称のことで、好は日本語で「良い」という意味です。

「好」だけだと承諾するときの返事などにも使える便利な言葉です。

また日本語で「とても」という意味の「很」をつけて「很好」というととても良いね!と肯定する文にもなります。

 

目上の人には你好は使わない!?

日本語には尊敬語、謙譲語、丁寧語の三つの敬語があります。

中国語にはそれほど角ばった表現はありませんが、相手へ敬いの気持ちを表す表現もあります。

それが「你」の丁寧な表現である「您」です。

発音をカタカナで表すと「ニン」となります。

これは接客する際や、先生や恩師など目上の人にあてて使う二人称です。

少しの違いですが、よりかしこまったニュアンスになるので、もし中国人に対して接客をするときなどあれば「你好」ではなく「您好」(ニンハオ)と声掛けしてみましょう。

もしかしたら喜んでくれるかもしれません。

また、最近では中国国家主席の習近平が、北朝鮮の金正恩委員長に対して「您」を使わず「你」を使ったと話題になっていました。

この些細な二人称の使い方で、外交関係が浮き彫りになるのはなんとも面白いですね。

まとめ

日本にとってお隣の国で近いように見えますが、何かと謎も多い中国。

歴史的にも昔から日本とは交流があり、文化の共通点も実は多くあります。

現在まさに多くの中国人が日本に観光にお訪れていて、身近に感じることも以前よりは増えてきたように思います。

実際触れてみると大陸育ちの大らかな国民性に戸惑うことも多々ありますが、日本にはない面白さがもちろんあります。

また、中国語は他にも日本語とよく似ている部分、はたまた全く違う部分があったり日本人にとって発見も多いです。

調べていくと興味深いところが沢山あります。

そして中国語はその発音の方法から韻が踏みやすく、中国語の詩には美しいものが多いです。

読み上げると心地の良い中国語に耳をかたむけてみましょう。