駅ナカの利用にはルールがあった 定期券はアウト!
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近年急速に発達し、今や観光名所の一つにもなりつつある駅ナカ。
私自身も、お土産を買ったり食事や休憩をとったりするときに度々お世話になります。
そんな駅ナカには、改札内にあるが故のルールが存在します。
駅ナカに行くためだけに、改札を定期券で通ったことはありませんか?
実はそれ、アウトなんです!
定期券・ICカードで入場してはいけない理由
定期券やICカードで駅ナカを利用できない理由は、利用規約に入場券として利用できないと明記されているからです。
ここで、Suicaを例にとってみます。
乗車以外の目的で駅に入場又は駅から出場することはできません。(JR東日本 ICカード乗車券取扱規則より)
このように、日本の鉄道会社では基本的に、ICカード乗車券はあくまでも乗車券であって入場券としては使えないというのが原則です。
これは、不正乗車を根絶するためには仕方のないことです。
では、間違えてIC乗車券で入場してしまった場合はどうなるのでしょうか?
こちらの場合もSuicaを例にとってみると、利用規約に明記されています。
(入場駅と同一駅で出場する場合の取扱方)
第54条 Suica乗車券又はSuica定期乗車券を使用して入場した後、任意の駅まで乗車し、出場することなく再び入場駅まで乗車して出場する場合は、第38条の規定にかかわらず、実際乗車区間(券面表示区間内での乗車を除きます。)に対するIC運賃を支払い、当該Suica乗車券又はSuica定期乗車券の出場処理を受けなければなりません。
2. Suica乗車券を使用して入場した後、乗車することなく旅行を中止した場合は、旅客規則第300条の規定に基づき当該入場駅の入場料金相当額を支払い、当該Suica乗車券に対する出場処理を受けなければなりません。
3. Suica定期乗車券を使用して当該券面表示間外の駅で入場した後、乗車することなく旅行を中止した場合は、前項の規定に準じて取り扱います。
このように、もしIC乗車券で誤って入場してしまった場合には、入場券の料金を支払い、入場記録の取り消しを受けなければなりません。
もし、これらのことをせずに改札を強行突破なんてことをすると、次からそのIC乗車券は使えなくなります。
定期券だと同一駅での出入場ができるが
上記のように、IC乗車券を駅構内への入場目的のみで利用することはできません。
ところが、定期券を所持している場合、IC、磁気を問わずその区間内の駅であれば同一駅での出入場がシステム上できてしまいます。
しかし、定期券を入場券代わりに使用することは立派な規約違反のため、駅ナカに行く際には券売機で入場券を購入するようにしてください。
また、入場券は入場から二時間以上経過すると出場できなくなるので注意してください。
まとめ
駅ナカを利用する際には、券売機で入場券を買ってから入りましょう。
また、もし誤って入場券以外で入ってしまった場合には駅員さんに説明をして、しっかりと入場料を支払いましょう。
ルールを無視してまでわずか百数十円をけちる必要はありません。