しりとりで使える「ん」から始まる単語
スポンサーリンク
みなさんしりとりって知っていますか?というか知らないとは言わせませんよ。
しりとりと言えば大前提なのが、「ん」で終わってはいけないということです。
そもそも日本語の単語で「ん」から始まるものなんてほとんどありません。
だからこそしりとりでは「ん」で終わる単語を言うと負けということになっているのですが、グローバルな視点で見てみると、「ん」から始まる単語はそれほど多くないものの、多少はあります。
そこで今回は、そうしたしりとりのルールを崩壊させるための、「ん」から始まる単語についていくつか紹介していきます。
「ん」から始まる単語
ンガイ島
ンガイ島はタイにあるリゾート地で、珊瑚礁に囲まれ、エメラルドグリーンの海や手付かずの自然を見ることができます。
知名度はまだまだ低いですが、モルディブとマダガスカルを足して2で割ったようなすばらしい島で、個人的にもぜひ旅行したい観光地の1つです。
ちなみにこのンガイ島ですが、地元の人にはンガイという発音がめんどくさく、ハイ島と呼ばれているんだとか。
ンガウンデレ
こちらは、カメルーンにあるアダマワ州の州都。
人口は約20万人で、鉄道のカムレール(日本のJR的な存在)の終点駅であり、空港もあるそこそこ立派な街です。
非常に発音しにくいですが、ぜひ使ってみてください。
おそらく全員(カメルーン人がいあら別)に「はっ?」という顔をされると思います。
ンギグミ
ンギグミは、ニジェール南東に位置する人口8万人ほどの町。
チャドとの国境に近いこともあり、軍事的要衝となっています。
しかし、非常に小さな町のため、しりとりに使って良いのかはだいぶん黒めのグレーゾーンです。
ンクウェバサウルス
続いてのエントリーは恐竜から、ンクウェバサウルスです。
ンクウェバサウルスは南アフリカのカークウッド累層で化石が発見された恐竜で、その発見場所の先住民族の言葉にちなんでンクウェバと呼ばれるようになりました。
また、ゴンドワナ大陸において最古のコエルロサウルス類であり、恐竜好きには知名度がそれなりにある種のようです。
んぐるわ会報
んぐるわ会報は高尾じんぐさん作の、ヤングガンガンに連載されていた漫画で、ある高校でわざと他人を困らせて楽しむ生徒会長に生徒会役員たちが翻弄される様子を描いたものとなっています。
なぜわざわざ読みにくい「ん」から始まるタイトルにしたのかはよく分かりませんが、ありがたくしりとりで使わせていただきましょう。
ンコ文字
ンコ文字は、西アフリカのコートジボワールやマリ、ギニアなどで話されるマンデ語派の諸言語を表すための文字で、1949年に考案された比較的新しい文字です。
この文字が作られた背景には、固有の文字を持たないアフリカは文化的に劣っているとする外国人からの偏見があり、そうした偏見を打ち破るために作られた、アフリカ人のアフリカ人によるにアフリカ人のための文字となっています。
ちなみに、「ンコ」とはマンデ語派の言葉における「私は言う」という意味だそうです。
ンコングサンバ
次はまたまたカメルーンから。
ンコングサンバはカメルーン西部リトラル州にある都市で、人口は十数万人ほどです。
パーム油やコーヒー、バナナの集散地であり、それを運搬するための鉄道が港まで走っています。(それ以外は何もない)
ンシマ
ンシマは、トウモロコシの粉を湯で練り固め、その塊をちぎりながら食べるザンビアの郷土料理です。
せっかく「ん」から始まる貴重な単語なのですが、日本語では「ん」が発音しにくいため、「シマ」と呼ばれるのが一般的になっています。
ンジャメナ
こちらは、「ん」から始まる単語の中では一番有名というか良く使われるのではないでしょうか。
というのも、ンジャメナはチャドの首都で人口も100万人を越えており、ここで紹介している他の都市とは格が違います。
また、首都なだけあって、ほぼすべての世界地図の索引に載っており、中学校や高校の地理の授業中に地図帳で変な地名を探していて覚えたという人もそれなりにいるでしょう。
そんなンジャメナですが、ンジャメナのあるチャドは外務省から退避勧告や渡航中止勧告が出されるほど情勢は不安定で、残念ながら日本人が気軽に行ける所ではありません。
ンゼレコレ
続いてもまたまたアフリカの地名、ンゼレコレです。
ンゼレコレはギニア共和国にあるンゼレコレ県の県都で、人口は20万人ちょっといます。
マーケットや銀細工が有名のようですが、ネット上にも情報が乏しく、それ以上の詳しい情報は分かりません。
ンドラ
こちらはザンビアにあるカッパーベルト州の州都で、人口が50万人を越える比較的大きな都市です。
周辺には鉱山があるため銅産業が盛んで、ザンビアの経済に大きな影響力を持っています。
高校で地理を選択していた人なら、「カッパーベルト」でピンときたかもしれませんね。
ん廻し
ん廻しは落語の演目の一つで、基本的には前半は寄合酒、後半は田楽喰いとして演じられます。
落語を知らない人からすればなんのことか分からないと思いますが、簡単に説明すると、お酒を飲みながら「ん」のつく言葉を一つ言う度に、田楽が一枚進呈されるゲームをしているという落語です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
世の中(特にアフリカ)には「ん」から始まる単語もいろいろあるんですね。
この記事を読んだみなさん、ぜひ次回しりとりをするときにはこの中の単語を使って、かっこよく「ん」を言ってしまった人を救済してあげてください。
ただし、他の人からいちゃもんがつくかもしれないのでくれぐれもお気をつけて。